新規講座企画
<社員インタビュー>通信講座:
—-どんな仕事ですか?新規講座の企画のスタートはマーケティングから始まります。今、市場でどのようなニーズがあるのか、学習者が求めているモノはどんなモノなのか、などを様々な角度から念入りに分析します。特に新しい分野の講座開発の場合には大学、セミナー、展示会にも参加し、社外の専門家や先人から学びます。そして、いざ開発がスタートすると広告、デザイン、システムなど、様々な部署とチームを組み、一丸となって四谷学院オリジナルの講座とその販売戦略を作り上げていきます。
—-この仕事のやりがいは何ですか?自分たちが良いと信じて作った教材を、受講生の皆さんに活用していただき「四谷学院に出会えてよかった」「ありがとう」と頂くお礼の言葉は何物にも変えがたい宝物です。
そもそも「他にはない、四谷学院だけのモノを作る」というコンセプトは無限の可能性を追求するということです。それは例えるなら頂上の見えない山を登るようなもの。登り切ったその先にどんな景色が広がっているのか、それを想像すると本当にワクワクします。
—-実際に関わった講座開発について教えてください。私が主導したプロジェクトで一番印象に残っているのが「ボールペン字」の講座です。 実は私自身が「字が上手に書けるようになりたい!」と思い、世に出ている様々な教材を試してみた経験がありました。しかし他社の教材はその指導自体が曖昧で、「丁寧に書く」「やや力を抜く」など、“実際にはどのような加減でそうすれば良いのか”という具体的な視点が欠けており、そういう教材には“面白さ”が全く感じられず、全て途中で挫折してしまいました。そこで、この講座の開発では今まで“感覚”でしか捉えようがなかった「美しい文字の書き方」を明快な“理論”として、どんな受講者にも理解できる形で説明するように心がけました。
そして何より「楽しんで学べる」→「学習が続く」ということを実現させるため、熟考を重ねた結果ひらめいたのが、DVDで実際に先生が手本を書いている映像を解説付きにして収録する、というものでした。これにより文字を書く“リズム”が体感でき、“文字を書く楽しみ”を味わいながら学ぶことができるようになりました。
もちろん、このような企画に賛同し、協力してくださるベストな先生を探すことは容易ではありませんでしたが、自ら足を運び、方々を訪ね廻り、結果的に素晴らしい先生に巡り合うことができました。さらに、制作にあたっては先生だけではなく様々なスタッフ同士で協力し合い、行き詰まり頓挫しそうになったところを互いに助け合いました。
「やりたいこと」「実現したいこと」は誰にでもあると思いますが、自分の力が足りなかったり、リソースがなかったり、様々な理由によってなかなかそれは実現できないかもしれません。しかし、それでも一緒に作り上げるスタッフとともに一歩ずつ理想に近づくということはそれ自体が本当に大きな喜びなのです。