なぜ就活生は大学時代のことしか話さないのか
公開日:2017/07/21
最終更新日:2017/11/02
こんにちは。四谷学院の奥野です。
就活生のみなさんは、採用面接やエントリーシートで自分の話をするときに、いつの自分の話をしますか?
今の自分
未来の自分
みなさんはどの自分を思い浮かべましたか?
全て思い浮かべていたら、就活生としては合格ですね。
就活は過去、現在、未来、すべての自分に目を向けておく必要があります。
どれを話しても間違いではないのです。
今日は、みなさんの「過去」についてお話ししていきます。
目次
みなさんの過去っていつ?
突然ですが、みなさんにとっての「過去」とはいつのことでしょうか?
過去は過去だよ。と思う人もいるかもしれませんが、もっと具体的に考えてみましょう。
過去の自分を想像した時に、何歳の頃の自分を思い浮かべましたか?
大学時代だったり、幼稚園の頃だったり、人によって答えは違いますよね。
私たちブレーンバンクが運営している予備校四谷学院には、行きたい大学を目指して高校生や浪人生がたくさん通っています。
そのほとんどが10代の子供たちです。
彼らに同じような質問をすると、どうでしょうか。
人によって答えが違うのはもちろんなのですが、みなさんと決定的に違うのは、少なくとも大学時代と答える人はいないということです。
大学時代は、彼らにとっての未来ですからね。
つまり、過去というものは、時がたつにつれてどんどん大きくなっていくということです。
就活における「過去」とは
しかし、場面を就職活動に絞ったとたんに、この「過去」は一気にしぼんでいきます。
採用面接やエントリーシートで言葉にしようとするみなさんの「過去」とは、どれも大学時代のことばかりなのではないでしょうか?
「あなたの経験や苦労したこと」
「それを乗り越えて成長したこと」
こういった項目に対しての回答は、どれも大学時代の話になってしまってはいませんか?
就職活動においてだけ、みなさんの過去は大学時代のみになってしまう傾向が非常に強いのです。
まるで、大学1年生として生まれてきたかのように、大学時代のことだけを言葉にしてしまう。
20%に満たない人生
就活生のみなさんの大半は、20代前半の若者ですよね。
一般的な大学時代を4年間と考えると、みなさんが就職活動で言葉にしている「過去」というのは、みなさんのこれまでの人生の20%にも満たないのです。
今の自分を作り上げているものは、まぎれもなく過去の自分です。
就職活動で見つめてほしい「過去」の自分というのは、たかだか20%にも満たない大学時代のことだけではありません。
100%の過去をしっかり振り返って自己分析をし、100%の過去を集約して言葉として伝えてほしいのです。
就活生のみなさんも、100%の過去を見つめ直してみてください。
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