採用担当者が教える!グループディスカッション攻略法Part3
公開日:2017/08/09
最終更新日:2017/11/02
みなさんこんにちは。四谷学院の奥野です。
前回の記事では、企業はグループディスカッションを通して「集団の中での個人の力量」をみている。というお話をしましたね。
「グループディスカッション攻略法Part.1」の記事はこちら!
- 主張する力
- 聞く力
- 考える力
- まとめる力
この4つの力のバランスを意識しましょうとも言いました。
今回は、実際にグループディスカッションを進める時のポイントについてお話ししていきます。
目次
スタートが肝心
グループディスカッションでは、極力会話の中心にいたいですよね。
自分で回したい人もいるでしょうし、回さなくてもいいからとりあえず会話には加わりたい、という人もいると思います。
そんな人たちにオススメの作戦があります。
それは、「誰よりも先に話し始める」
ということです。
これは実験でも実証されているようなのですが、集団において人は、「最初に話し始めた人」を主導者(リーダー)と考える傾向が強いのです。
グループディスカッションという短い時間なら尚更です。
最初の勢いって重要なんですね。
他の人を巻き込んでやるくらいの意気込みで構えておいてください。
主張より先に
ですが、最初に話し始めることってなんだと思いますか?
例えば、「推薦入試に賛成か反対か」というテーマでディスカッションしたとして、あなたが開始1秒で「私は反対です。なぜなら~」と始めたとしたらどうでしょう。
主導権を取れると思いますか?
無理ですね。
あなたの後に「まぁ、とりあえず方向性を決めましょう」と諌める人の方がリーダーになります。
つまり、最初に話し始めた方が良いのですが、話すべき内容というのは、主張ではありません。
いくら短い時間での議論とはいえ、お互いが主張し合ってるだけでは何も答えは出ません。
何度も言いますがグループディスカッションで企業が見たいのは、「集団の中での個人の力量」です。
ただの個人の力量ではありません。
グループディスカッションでたまたま一緒になったメンバーであっても、その時間だけはチームです。
チームの中でいかに活躍できるかが重要なので、主張にとらわれないようにしましょう。
時間配分と自己紹介
主張よりもまず先にすべきことは2つあります。
自己紹介
グループディスカッションに入る前に軽い自己紹介を挟む企業も多いのですが、自己紹介を中に含める場合もあります。
短い議論とはいえ、お互いの名前を知らなければ、議論になりませんよね。
グループディスカッションを課す企業というのは、間違いなくコミュニケーションスキルを重要視しています。
名前を知る=その人に興味を持つということでもあるので、軽い自己紹介は挟みましょう。
「初めまして!○○大学○○学部の奥野です。大学時代には~に取り組んでいました。今日の議論でも頑張りますので、よろしくお願いします!」くらいのもので構いません。
時間配分
短い議論であるからこそ、時間配分は生命線です。
今後の方向性を示すことにもなるので、ここは積極的に案を出しましょう。
ただし自分勝手に決めないようにするのも忘れずに。
このように、議論の方向性や参加者同士のコミュニケーションは非常に重要です。
グループディスカッションの開始時はこれらを意識してみてください。
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