ブレーンバンク内定者日記⑤ ~マニュアルとおもてなし~
公開日:2018/01/25
こんにちは。
四谷学院の奥野です。
以前の記事で、ブレーンバンクの内定者研修の一つ「マナー研修」についてご紹介しましたね。
ブレーンバンクの内定者研修「マナー研修」とは?
その際に「マナーはマニュアルとは違う」「マナーをマニュアルと考えた瞬間にそれはマナーではなくなる」という話をしました。
誤解を生まないよう先にお伝えしておくべきでしたが、これは決してマニュアル自体を否定しているわけではありません。
マナーもマニュアルもどちらも重要でありながら、以前はマナーについて重点的にお話ししただけにすぎません。
今回はそんなマニュアルの方についてお話ししていきます。
目次
マニュアルってなんだろう
マナーは「人間関係の潤滑油」でしたよね。
では、マニュアルは一体何でしょうか。
マニュアルとは「誰が携わっても一定の結果を実現させる上で不可欠なもの」です。
例えば、ブレーンバンク社員なら誰しもが経験する「生徒との面談」を例に考えてみましょう。
面談はもちろん一人で出来るものではありません。
生徒という相手がいてこそ、面談が実施できます。
つまり、面談というのは対人の業務ということです。
人間関係が重要ということで、マナーを大切にはしたいのですが、それだけでは足りません。
マナーだけを考えて面談をした場合を想像してみましょう。
担任は一体面談で何を話すのでしょうか?
生徒に心地よく感じてもらうだけでは、生徒の抱える問題は解決しませんよね。
面談の感想も「楽しかったな~」「話しやすかったな~」で終わり。
担任として面談を行うからには「役に立ったな~」と感じてもらって終わりたいですよね。
マニュアルの必要性
心地よさを感じてもらうだけでなく、それと同時に生徒のためになる話をしたり、生徒から話を聞きだすためには、「マナー」ではなく「マニュアル」が重要になってきます。
今後に向けて聞き取っておくべき項目は何があるのか。
聞き取った後それをどう生かすのか。
それらは全て、マナーでどうにかなるものではありません。
だからこそ明文化されたマニュアルが必要になってくるんですね。
「面談」を例にしましたが、それ以外でも同じこと。
仕事というのは一人で行うものではなく、チーム全体で行っていくものです。
1人だけが優秀な仕事をしたとしても、それはチーム全体の結果には繋がりませんよね。
チームとして結果を出すことが大事なので、だからこそマニュアルとして全体に共有をすべきなのです。
マニュアルにとらわれすぎないこと
ただし、俗にいう「マニュアル重視・偏重」にならないように注意も必要です。
あくまで「誰でも一定の結果を出せる」ために存在するのがマニュアル。
マニュアルに則って仕事をしていれば全てOK。というわけではありません。
そこで意識して欲しいのが「おもてなし」。
マナーが人間関係の潤滑油だったのに対し、おもてなしは「相手に対する主体的な思いやりの心」です。
マニュアルを把握して一定の結果を出すだけでなく、それ以上の結果を出すためには、この「おもてなし」の精神が必要不可欠です。
マニュアル・マナーを駆使して「巧い」面談をいくら行っても、何の気持ちも籠っていなかったら意味がありません。
「気持ちが籠っていない」という事実が、相手にすぐ伝わってしまうからです。
大事なのは、「巧さ」よりも「一生懸命さ」。
自分の相手に対する熱意が伝われば、多少技術が足りなくても、相手に不快には思われません。
さらに、一生懸命やることで、最終的に「人から信頼される」「人脈ができる」「自分自身が成長する」など、自分にとってもメリットがあります。
マニュアルとおもてなし、どちらも必要なものです。
どちらかに偏り過ぎず、両方意識しつつ仕事をしていくことが重要なんですね。
前の記事 » ブレーンバンク内定者日記④~教育業界必須!コーチングの3大スキルとは~
次の記事 » ブレーンバンク内定者日記⑥ ~あいさつと身だしなみ~