出産・育児と両立しながら楽しく働くには?【就活エピソード・四谷学院社員インタビュー動画】
公開日:2021/06/15
目次
四谷学院の予備校で働く先輩社員を紹介します
「誰でも才能を持っている」をモットーとする大学受験予備校「四谷学院」で活躍する社員の生の声をご紹介します。
これを見れば四谷学院の教育が目指すものや、働いている人たちの想いが伝わってくると思います。
今回は、将来の出産、育児といったことが気になる方にぜひ一読していただきたい内容です。
教育業界を検討している方も、そうでない方も、ぜひ就職活動の参考にしてください。
今の担当業務は?
通信事業部の責任者として、講座の企画開発から運用、広告、人事まで手広く担当しています。
就職活動はどのような軸で行っていましたか?
教育業界を見ていました。というのも、私、それまで高校の先生になろうと思っていたんです。
ただ、私は特にそれまで葛藤とか悩がないまま、比較的スムーズに大学まで進んでしまったんですね。で、教育実習の準備なんかも進めて、いろいろイメージできるようになってきたころ、「教師となる自分が、学校しか知らない、視野の狭い人間である」ということに気づいて、焦ったんです。このままじゃよくないと。
教育はぜひやりたいけど、学校の先生で本当にいいのかな。どうしよう。と悩んだ結果、民間の会社も見て回ることにしました。教育関連企業かつ関東にある、と絞ったこともあって、選考を受けた数はそんな多くなくて、10社くらいでした。
最終的にブレーンバンクを選んだ決め手は何ですか?
可能性を感じたんだと思います。今だから言えることなんですけど。当時は、直観でした。「ここがいいー!」みたいな。
ブレーンバンクに応募した当初は、志望度が全然高くなかったんです。でも、選考が進んで、いろんな社員の人とお話していく中で、「何だこの会社、面白そうだぞ」と思うようになって。選考で会社の人と話すたびに、ワクワクしたんです。ほかの会社の選考も、とても勉強になったのですけど、一番ワクワクしたのが当社だったといいますか。生徒にドラマチックな成長をさせるために、私たちも絶対に成長しなければならないという、成長への渇望を一番感じさせるのが当社だったんですね。
そして、最終選考が終わった時は、「この会社から内定をもらったら、ぜひ入社したい」とまで考えるようになっていました。なので、内定の連絡をいただいた後は、内定していた他社さんは辞退させていただいて、教採の勉強もやめました。
当時、「自分の可能性を広げていかないと、理想とする教育ができない」と心のどこかで気づいたんだと思います。そういう中で、自分の可能性が一番広がりそうなのが当社だった。今だから説明できるんですけどね。当時は「私、すごくここで働きたいと思っている!」っていう、感覚で決めてました。条件とかいろいろ理詰めで決めるんじゃなくて、その会社の風土、一緒に働く人たちを見て、働きたいなと自分が感じるかどうかで決める、というやり方は、今振り返るとすごくいい決断だったな、と思います。「自分に価値観があっている会社を選べた」、ということなんでしょうね。おかげで今まで18年、楽しく仕事ができています。
選考過程で印象に残ったことがあれば教えてください
セミナーで、当社の代表の理事長が言った「嫌いなことや苦手なことが、できないことだとは限らない」という言葉ですね。よいセールスマンは、話が上手な人かと思いきや、口下手な人が多い。だから、嫌いなこと・苦手なことを、できないことだとは決めつけないようにね。というお話でした。
逆に言うと、「好きなことしか仕事にできない、というわけじゃない」っていうことですよね。
私はずっと国語や古文が好きで、だから高校の国語の先生になりたかったんですけど、「うわ、自分、安直だったなあ」と、ガーン!ってなったんです。好きなこと・得意なことしか見てなかったなと。「もっといろんなことにチャレンジしないと人として成長できないぞ」とファイトがわいたのを覚えています。
入社後どんな成長があったか?
そうですね。2つ挙げますね。1つは、自分の常識が通用しないことに直面して、新しい見方を手に入れたことです。まあ薄々は覚悟していたんですけども、私は国語がそこそこ得意だったので、国語が苦手な人がどういうところで苦しんでいるか、どういうところがわかれば伸びるのか、まるでわかっていなかったんですね。
入社して2年目に念願の国語科の業務についたんですけど、そこでテキストやテストに入れる問題を作り、先生方から「岸田さんなんでこんな問題入れたの?生徒がどこでつまずいてるかわかってるの?」とツッコミを受けて何度も変えました。私は人生で国語が楽しくなかったことが一度もないんですけど、そんな人は少数派で、四谷学院に通う子たちは、通う中で勉強の楽しさを知っていく、ということも多いんですよね。先生方は生徒に「わかる、できる楽しさ」を感じさせようと心血を注いでいました。それに比べて私は「わかるよね?楽しいでしょ?」と、何とも上から目線だったのです。そういうやり方があう人にこの態度をとるならまだしも、このやり方しか知らないって、…恥ずかしいですよね!どうやったら楽しくなるのか、やる気が出るのかということを必死に考え始めたのがこのころです。
2つ目は、「伝える」ことの大事さを知って、そっちの方面に仕事の幅を拡大できたことです。実際に予備校の進路指導や教材・カリキュラムに取り組んでみて、「生徒を伸ばすことにかける四谷学院の情熱ってすごいな」って改めて思ったんですけど、それって四谷学院に通う「前」にわかってもらわないといけないんですよね。じゃないと通ってもらえないので。そういう民間の環境だからこそ、何が相手の心を動かして「それいいね!」と思ってもらえる表現なのか、考えるようになりました。
うちの会社は担当業務の垣根が低くて、私は通勤電車の駅で、それだけいつもなくなっているパンフレットを見つけて、「常務、このパンフだけがいつもなくなっているんです」って持っていったら、「じゃあこの四谷学院バージョンを考えてみて。一緒に考える先輩をつけるから」と常務から連絡が来たり。いいなと思ったこと、やりたいと思ったことにチャレンジする環境なので、教務部だから、進路指導担当だから、といった部署やメイン業務に拘わらず、問題意識のある分野、私にとっては魅力を伝える力だったんですけども、磨くことができましたね。
どちらの力も、もし学校の先生になっていたらこういう方向の成長はしなかったんだろうなと思うんですね。もちろん、公教育はとても素晴らしくて意義があることで、そちらはそちらで成長できることがあると思うんですよね。でも、私が人として成長したい、可能性を広げたいと思ったときに、この「見方を変える」とか「良いと思ってもらえるように伝える」という成長のベクトルってとても意義があって、この成長はうちじゃなきゃできなかったかなと思っています。
そして今は、就職するときには思いもつかなかった、通信講座の仕事をしているんですけども、とっても楽しいです。それはこうした成長の先に今の仕事があるからなんですよね。こういう楽しい仕事の世界があるなんてことは学生の頃には想像できませんでした。
印象に残っているエピソードは?
1年目から進路指導の業務にあたっていて、2年目だったかな、進路指導を担当していた子が、合格したときに、「先生には人生の歩み方、生きるうえでの戦略を教えてもらいました」と言ってくれたことです。
言われたとき、びっくりしたんです。だって、人生の歩み方や戦略なんて教えようと思ったこともなかったから。ただ、私はその子の第一志望に向けて、上司や同僚にも知恵を借りながら、自分にできる限りのアドバイスをしてきました。その子はbe動詞が何か知らなくて、A動詞、B動詞(be動詞)、C動詞…ってあると思ってたそうなんですね。それくらい基礎から1年間で、第一志望の筑波大学に合格しました。私は、その子の合格したいという情熱を全力で後押ししただけなんです。
でも今になって思うのは、そういう風に、会社の利益とか売上とか以前に、まずは生徒の夢をかなえるためにベストのアドバイスをしましょう、っていう考えの塾や予備校って珍しいと思うんですよね。私は幸い、入ったのがうちだったから、全力でその子を応援できたんです。だからこそその子は、進路アドバイス以上のものを私のアドバイスから感じ取ってくれのかなと思いますね。思いもかけない感想をもらって、うれしいと同時に、ああうちって生徒のために全力を出させてくれる会社なんだなと感じたエピソードでした。
入社してよかったことは?
仕事が楽しいことです。そして楽しさの秘訣は、「価値観のあう仲間と働けること」だなあと痛感しています。
18年も働いていれば、仕事としてどう切り抜けたらいいかわからないようなピンチや、プライベートの両立。私は2人の子どもがいたり、あとは父の病気で対応が必要になったりしたんですけど、そうした仕事とプライベートとの両立で苦戦するときも、あるんですよね。
そんな時に、「仕事辞めたら生活に困るからやめられないや」って、辞めたいと願いながらお金のためだけに頑張る人って、世の中にはたくさんいると思うんです。でも、ありがたいことに私はそういう感じで頑張った記憶がないです。
仕事の修羅場は、上司も同僚も一緒にピンチを乗り越えようと考えてくれましたし、プライベートとの両立は、こういっちゃなんですけど、仕事のほうは建設的に話が進むので、仕事もしているほうがストレスにならないんです。これが、よくわからないしがらみとか、価値観の合わない人との仕事とかだったりしたら、両立していくのも、苦難を乗り越えていくのも、無理だったと思うんですよね。
うちの会社の大事にしていることとして、「enjoy」というのがあるんですけど、価値観の合う仲間と働くのって、本当に楽しいです。今の仲間とだったら困難も乗り越え、enjoyすらできるって、手放しで信じられるんです。それってすごいことだなあって、周りのいろんな会社の話を聞いていてつくづく思います。
ブレーンバンクの良いところは?
社員がみんな責任感を持っていることですね。これがサービスのスピード感とか、質の高さにつながっていると思います。
例えば、新型コロナで、在宅を余儀なくされている生徒に対して、何とか双方向のコミュニケーションを実現しようとして、新しいオンラインサービスを導入しようとしたんですね。そういうの、普通は担当社員を抜擢して、チームを作って~とかやると思うんですけど、なんか、もうわかりそうな人に声がかかるんです。通信は、予備校の通信講座を作っているわけではないので、普段の業務のかかわりは薄いんですけど、そういうオンラインサービス詳しいんじゃない?ってパーンと質問が飛んでくるんです。そんなわけで私もサービス開始まで一緒に動いていたんですけど、早かった!半月くらいでサービスが稼働してました。他社なら数か月はかかったと思うんです。
これは準備した側も早いけど、現場がすごくって。だって、全校に30校近くある規模の予備校が、サービスを提供するには、教える先生にも進路指導する先生にも、研修が必要なんですよ。新しいサービスだから、先生からも生徒からも問い合わせがバンバン来るから、準備というか体制作りが必要なんです。ほかの会社だったら、意識して人員配置したり外注したりして作らないといけないんですね。だから数か月かかる。でも、うちの会社は、現場の社員の責任感が高いから、「これ試してみて!わからないことあったら聞いて!大きな問題なければ○日後にスタートするから!」ていう形でスタートできちゃう。ほんとに、半月でスタートさせちゃう。さらに、自分たちもチェック可能という責任感から、トラブルがあっても何とかしようという親身さが違うんですよね。担当じゃないから知りません、じゃなくて、今目の前にいる生徒のために自分たちができることを一人ひとりが全力でやっている。
これは、社員一人ひとりに、自分たちがうちの会社のサービスを作っているんだという自覚と責任感があるからこそこういうサービス提供ができるんだなあと思っています。
この仕事のやりがいは?
自分たちの手で、教育サービスが動くことの実感ですね。学ぶ人に喜んでもらって、多くの人に受け入れてもらわないと、私たちのサービスは存続しません。
公的な予算事業とか大企業の歯車とかではないので、潤沢な資金はありません。一方で、こうしなければいけない、といったおかみの意向のような、変な制約もありません。
新しいサービスを生み出すときも、自分たちができる価値提供はなにかを考え、それが受け入れられれば売れ筋講座として軌道に乗りますし、受け入れられなければ軌道修正を迫られます。チャレンジして、その反応を見てどんどん拡大したり、やめたりというのを実感しながら自分たちの責任でやっていく。講座づくりでも、講座運用でも、広告でも、やってみて、反応を実感して、次の道を選択して、というのが肌で感じられるのがすごくやりがいです。
自分たち一人ひとりの働きがダイレクトに教育サービスの良しあしにつながっていく。そういう、サービスを生み出す場面でも、運営する場面でも、自分たちの手が届いている感じというか、血の通っている感じがあるんです。仕事が常に自分事ですね。
今後挑戦したいことは?
一緒に働く仲間一人ひとりの長所を生かして、「四谷学院でよかった!」と言ってもらう瞬間を増やすことです。
私たちのサービスは、私たちが情熱をもってできることが土台になっています。だから、私たち自身が成長しなければサービスが良くなっていかないんです。ここで、私たち、と言ったのは、私一人の話じゃないからです。私は部署の責任者として、それぞれのメンバーの長所を社会に喜んで受け入れてもらえるサービス提供・価値創造につなげていく役割があります。ここがまだまだ、私に足りていないところです。
予備校をやってから、通信教育部門を立ち上げたので、顔が見えないことでのもどかしさを感じることも多々ありました。でも技術がだいぶ進んで、通信だからできないことはかなり減ってきていると思います。そうした技術をうまく取り入れながら、一人ひとりが持っている、価値創造の力や長所を、商品・サービスにつなげていきたいです。
未来の後輩にメッセージをお願いします。
就職活動をしていると、いろんな情報が入ってきすぎて、何をどう考えたらいいのかわからなくなる瞬間がもしかしたらあるかもしれません。そんな時は、考えるのをいったんやめて、就職活動での話や出会いを純粋に楽しんでいただけたらなと思います。採用になろうとも不採用になろうとも、あなたが就職活動で見聞きした経験はきっと栄養になっているはずです。だから、どんな会社の選考も、思い切り楽しんで、全力で味わっていただきたいと思います。
その中で、私たちの会社が「とても楽しそう!ここで働いてみたい!」と肌で感じた方。その感覚を頼りにするのは超・オススメです!18年間仕事を楽しんでいる私が太鼓判を押します。
そして就職活動で得ることもたくさんありますが、社会人になってから得ることはダイレクトに人生を豊かにしていきます。学生時代には想像もつかないくらい、刺激にあふれた社会人生活が皆さんを待っています。充実した人生のためにも、一緒に仕事をenjoyしましょう!
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