生徒を叱ることの大切さ
公開日:2017/09/30
最終更新日:2017/11/02
こんにちは。
四谷学院の奥野です。
担任として生徒の合格をサポートしていると、生徒を褒めることはたくさんあります。
ですが、当然褒めるだけで生徒が合格するかと言うと、そうではありません。
生徒を「叱ること」というのも大切なことです。
目次
水曜日は休み?
以前、早稲田大学を目指す浪人生がいました。
熱心に勉強してはいたのですが、ある日ふと、毎週水曜日に四谷学院に来ていないことに気づきました。
浪人生は、基本的に月曜から土曜まで、授業があるにも関わらず。
すぐに本人に確認しました。
すると、なんと言ったでしょう。
怒るのではなく、叱る
スイヨウビハヤスミ・・・え、水曜日は休み?
受験に向けて努力する浪人生の言葉とは思えない発言ですね。
その場で「受験をなめてるの?」と怒ることもできます。
しかし、怒ることで生徒の気持ちが動くわけはありません。むしろ閉ざしてしまうものです。
私は担任として、勉強量の大切さとそのたるんだ気持ちを叱りました。
それ以降、水曜になると「ちゃんと来てるね!」「今日も頑張ってるね!」と声をかけるようにしました。
全国模試の結果が出ると、いいところばかり見る彼に、あえて悪かった科目や点数を落としている分野をじっくり見せ、気を引き締めます。
逆に過去問対策になると、やたら落ち込む彼を1回1回励まし、できたところを褒めて次の対策に進むよう促していきました。
叱った結果は・・・
そんな彼の第一志望合格発表の日、受付前のエレベーターが開くと彼が無言で立っていました。
私はその表情を見て、どっち?どっち?!と緊張して声が出ませんでした。
「受かりました!」
力強く言った彼の表情や声は、今でも忘れられません。
そう言ってもらえた時、「手がかかる奴だったけれど、手をかけて本当に良かった!」と心から思いました。
生徒が大学合格を通して得るものは、自信や達成感・意欲・成功体験と自己実現そのものです。
毎年、頑張る生徒の自己実現のサポートができることを、とても誇りに思います。
また、生徒のサポートを通して自分自身も生徒から学び成長していくことができ、常に次のステップを意識しながら仕事に取り組んでいます。
ブレーンバンクは、生徒に対してもスタッフに対しても、相手の成長を喜び、自分の成長も喜んでもらえる、そういう社風であるところが私は好きです。
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